やっとイースター休暇に突入。休暇に入る前は死ぬほど忙しかった・・・
毎日の授業に加え、前学期の残っている試験、歴史的建築物の分析、スケッチ等の提出、手描きトレースやCAD演習の提出、設計授業の第一回プレゼン準備などなどなど。
例の、水に浮かぶ立体物を作るという設計の授業は、一個目の模型を作る段階に突入。休暇明けにはまた何個かの模型を提出しなければならない。
この授業は2つの部分に分かれていて、水曜はプレゼンの方法、PhotoshopやIllustlatorの操作方法、模型の作り方などをグループごとに学習したり、著名な建築家のドキュメンタリーフィルムを鑑賞したりする。木曜は実践的に写真やスケッチ、模型などの作品評価やプレゼンが行われる。
これまでの木曜の授業の流れはこんな感じ。
まず最初の授業での課題は水に浮かぶ「何か」を写真で撮影すること。
その次の授業ではその写真をもとに自分がどんなものを作りたいかをチューターと話し合う。
皆が撮影して来たものは花、葉、画鋲、氷、傘、皿、コップ、瓶、カゴなどなどなど。ちなみに私は流木だ。
ここでは撮影してきた物の形だけに注目するのではなく、その機能や役割、動きなどに注目しつつ、もういちど撮影したりスケッチしたりして、次に模型で表現する「かたち」を決定していく。
スケッチでは写真そのもの、またはそれを極端に拡大・縮小したり、モノクロにしたものをトレースしたり、またはその写真から連想した物を再びネットで探したりしてイメージを膨らませていく。
例えば氷を撮影して来た学生にはチューターは以下のようなアドバイス、提案をしていた。
まずその氷が溶けていく様を分析し、そしてそれを時間を追って撮影してみる。その際に、水温を様々に設定してみたり、氷やそれを浮かべる水の色を変えてみたりする。また水に浮いている氷に力を加え、そのときにどのような動きをするかを観察し、その都度写真に収めてみる。
また画鋲を逆さに浮かべたものを撮影した学生にはそれがどうしてその状態で静止できるのかを分析することと、それを他の材料でどのように再現するかを検討する事を提案してたり、湖に投げ入れた木の棒を撮影して来た学生にはその木の棒を「投げる」という行為とその一連の動きに注目してその様子を動画に納め、その動画を静止画像にしてそこからスケッチを進めるようアドバイスしていた。
ちなみに流木をテーマにした私が受けたアドバイスは以下のようなものだ。
わたしがその流木を選んだのはそれが水に容易に浮く事と、かたちがいつも偶然で、一つの流木でも様々な表情を持っていて面白いとおもったからだ。まずチューターはわたしが引き続き流木をテーマにして写真やスケッチを進めることをアドバイス。その際に、単に一つの流木に注目するのではなく、さまざまな流木を集め、またそれが多く集まっているところ、また、橋脚のたもとに他のゴミなどと一緒に偶然に集まっている流木を撮影してみる事を提案してくれた。テーマは「流木」と「偶然」といったところか。
とにかくこの段階では、ひとつのかたちに固執するのではなく、そこから様々な事を連想し、写真やスケッチにしていくことが重要なのだと認識し、とりあえずネットで画像検索してみたり、また流木を集めにいったりした。
橋脚の下に集まった流木や、岸辺に打ち上げられた沢山の流木を発見し、興奮気味に撮影。とりあえずそれをもとにスケッチし、その次の授業で写真とスケッチをもとに再びチューターと相談。様々な流木を集めて組み合わせる事、またそれを「偶然」のように、必然的に重ね合わせてみる事、また模型製作の際は、流木同士を結んだり、接着したりするのではなく、「組む」という制作方法をとってみては?とアドバイスされた。その次の授業では、小さな模型と、写真、スケッチなどをパネル展示し、簡単なプレゼンをすることになり、それの準備にとりかかった。
岸辺に集まっている流木のはどちらかというと平面的で、橋脚の下の物は小山のように立体的。模型は山のような形、というイメージがまず浮かんだ。また岸辺の流木はかなり大量で、まるで骨が集まっているように見えた。そこでネットで「骨」を検索。実際人骨が積み上げられている画像などもあったのだが、それよりも面白いと思ったのは、骨粗鬆症の骨の組織をCG化した画像。網のように曲面を構成し、更に全体としては山のような形をしている。一目で気に入り、これをイメージして、早速集めた流木で模型作製。とりあえず土台となる部分を安定するように組み合わせて、あとは小枝を折って、針金でつないでいく。気分は Andy Goldsworthy (違
プレゼンの際はどきどきもので、というのも、他の子たちは割と物理的な分析、考察に力を入れて、また様々な素材で模型を作っていたので、自分のあまりにも即興的な模型が適当すぎるのではないかと思ったからだ。第一最初から「木」をテーマにしてしまって良いのか、という疑問があった。しかしチューターたちはなぜか模型もコンセプトにも好反応。「あなたは最初から木で作っているから、1ステップ進んでるわね!」とのこと。更にわたしが既に水に浮かべてみて浮かんだ事を報告すると「Super!」・・・。次の段階では、流木だけでなく、さまざまな木素材を使って小さな模型を沢山作る事をアドバイスされた。がんばろ。